MCPサーバー
J-Quants APIの公式MCPサーバは、生成AIがJ-Quants APIを正しく利用できるよう最適化されています。
MCPサーバを導入することで、AIにコード生成を任せながら、簡単にJ-Quantsデータへアクセスできます。
本ガイドでは、J-Quants公式MCPサーバをAIクライアントに導入する手順を説明します。
全体の流れ
- 必須要件の確認: Python 3.10以上と uv がインストールされていることを確認します。
- MCPサーバーのインストール: uvx コマンドでMCPサーバーをインストールします。
- AIクライアントへの設定: Claude DesktopまたはCursorにMCPサーバーを登録します。
- 利用開始: AIに質問するだけで、J-Quants APIのエンドポイント情報やサンプルコードを取得できます。
必須要件
MCPサーバーを利用するには、以下の環境が必要です。
- Python 3.10以上
- uv (推奨) または pip
- uvは高速なPythonパッケージマネージャーです。まだインストールしていない場合は、以下のコマンドでインストールできます。
curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
インストール
以下のコマンドでMCPサーバーをインストールします。
uv tool を使用する方法を推奨しますが、pip でもインストール可能です。
# GitHubから直接インストール
uv tool install git+https://github.com/J-Quants/j-quants-doc-mcp.git
# またはローカルにクローンしてインストール
git clone https://github.com/J-Quants/j-quants-doc-mcp.git
cd j-quants-doc-mcp
uv tool install .
AIクライアントへの設定
Claude Desktop
claude_desktop_config.json に以下を追加してください。
{
"mcpServers": {
"j-quants-doc-mcp": {
"command": "uvx",
"args": ["j-quants-doc-mcp"]
}
}
}
設定ファイルの場所:
- macOS:
~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json - Windows:
%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
Cursor
- メニューバー「Cursor」→「Preferences」→「Cursor Settings」を開きます。
- 左のメニュー「Tools & MCP」を選択し、「New MCP Server」をクリックします。
- 開かれたJSONファイル(
mcp.json)に以下を追加します。
{
"mcpServers": {
"j-quants-doc-mcp": {
"command": "uvx",
"args": ["j-quants-doc-mcp"]
}
}
}
設定ファイルの場所:
- macOS:
~/.cursor/mcp.json - Windows:
%USERPROFILE%\.cursor\mcp.json
- 設定後、AIクライアントを再起動してください。MCPサーバーが正しく認識されると、AIがJ-Quants APIに関する質問に回答できるようになります。
トラブルシューティング
サーバーが起動しない
# バージョン確認
j-quants-doc-mcp --version
# ヘルプ表示
j-quants-doc-mcp --help
AIクライアントで認識されない
- 設定ファイルのJSONが正しい形式か確認してください。
- AIクライアント(Claude Desktop / Cursor)を再起動してください。
- uvx コマンドが正しくインストールされているか確認してください。
生成されたコードが実行できない
生成されたPythonコードを実行するには、以下の依存関係が必要です。
pip install httpx python-dotenv